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笑顔がいっぱいの園舎づくり

庭を、室内のすべてを風が吹き抜ける

風車のような園舎

DS Nursery

Ibaraki

大洋と自然と、

みんなと友達になれる園舎ができました。― 中山照仁 先生の思い

2014年に完成したこの新園舎は、近隣にあった旧園舎が築25年を超えて老朽化してきたこと、また、子どもの数が増えてきたことなどから、移転・新築したものです。
元々木造の園舎に興味があったところ、「幼児の城」とシェルター社で行っている木造園舎セミナーに参加して感銘を受け、一方では設計料などの資金面についても細かく説明をいただいて、「幼児の城」への依頼を決めました。
設計過程は、私がコンセプトをある程度お伝えして、幾度かのやりとりの後に基本方針が決定し、細かな部分では私と主任保育士、栄養士などでチームをつくり、形にしていきました。だから皆でつくった園だという意識がとても強いですね。チーム内では、園長だの主任だのといった垣根はなく、皆が言いたいことを言えましたから、設計のご担当者がかえって大変だったかもしれませんが(笑)。
この辺りは太平洋と海に挟まれた独特の地形で、非常に風の強い地域です。そこで、建物を4つのブロックに分けて廊下でつなぎ、それぞれのブロックをかざぐるまの羽根に見立てたようなプランをご提案いただきました。かざぐるまが風を受けてぐるぐる回るように、建物の中を“風の子”である子どもたちが風と一体になって元気に走り回る、そんなイメージです。

旧園舎は2階建てでしたが、新しい園では、広々とした木造の平屋建てを選択しました。木の温かみを感じてほしいのはもちろん、実は2階建て以上の建物は、保育士たちにとって身体的な負担もあるんですよね。大きな問題にはならなくとも、腰痛が持病という保育士さんは少なくはないんです。スタッフにとっても働きやすい園であってほしいですから。
 私たちの園の保育の理念は「太陽と自然とみんなと友だちになろう」というもの。この園舎は、まず、天井からの採光で一日中自然光を感じられます。最初のうちは、あまりに明るいので「あれ? 照明がついてるのかな?」と思ったくらい(笑)。それから、緑がいっぱいの中庭で自然を身近に感じられる園でもあります。柱や梁など、木を見せるようなつくりですから、常に自然の一部を目にすることができる。そうやって太陽や自然と近づくことで、子どもたちはそれぞれに豊かな心を育み、友だち同士お互いに仲よく遊ぶことができるようになる、そう考えているんです。“風の子”そのもののように元気に走り回る子どもを見ているのはとてもうれしい。
 新しい園舎になってから、ご家族から「月曜日に園に行くのをいやがらなくなった、楽しみにしてくれる」っていう声をいただきました。どんなに理想的な保育をしていても、どうしても「園に行きたくない」という気持ちになることはある。そういうところで園舎が助けてくれているのかもしれないなと、実感しているところです。

「自然と出てくる子どもたちの笑顔が何よりうれしい」と中山照仁理事長/園長。

DS Nursery

定員:130名
構造:木造
階数:地上1階建

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